日別アーカイブ: 2018年2月8日

お家での練習を嫌がる大きな理由の一つに、「読譜」の問題があると思います。

目で見て音の高低、音価(音の長さ)、リズムを認識する ⇒ 脳が10本の指に正しく動くように指令を出す ⇒ 耳で聴いて正しく弾けているか判断しながらも、目は次の音を追う

これが成り立って始めて、ピアノの練習ができるのです。決して簡単なことではありません

幼い子どもは覚えるのが速いので、先に耳で覚えてしまい、楽譜を自分で読んで弾くことが定着しないまま、教則本を進んでしまうことがあります。こうなると厄介ですなのでレッスンで、その子がどれだけ読めているのか、どれだけ理解して弾いているのか、指導者はきちんと見る必要があると思います。

読譜力がある子どもさんほど、練習量が多い傾向にあります楽譜を自分で読んで、ある程度音楽にできれば、練習に対してそれ程ストレスは感じないものです。音が読めない、リズムがわからないからイライラするのです

当教室では、毎週のレッスン時に、生徒さんと一緒に宿題の下見をし、どのように楽譜を読むのか、その術やコツを、必ず時間を取って教えるようにしています。また、リズムカード、音符カード等を使って、ゲーム感覚で読譜のトレーニングも行っています。

いつも30分、45分のレッスンがあっという間ですが、みんな飽きることなくレッスンを楽しんでくれているように見えます。お家での練習が少しでもストレスなくできるよう、これからも工夫を重ねたいと思っています。