日別アーカイブ: 2018年6月15日

  • 憧れの曲が弾けると喜んでいたのに、練習量が増えません!
  • この曲は難しいからと、すぐに練習を中断してしまいます。
  • 毎日1回か2回弾いて、終わりです!!このままで大丈夫でしょうか?

と言ったような内容のご相談を、お母さま方から数件いただきました。

お母さまの焦りや不安、イライラが伝わってきて、改めてお家でサポートされるご家族は大変だなぁと感じました。

これまでの経験から、子どもが自ら練習を頑張るようになるには・・・

  • コンクールやステップ等で表彰されたりして、自分の中に「ピアノは得意かも!?」という自信のようなものが芽生えてきている。
  • 教則本がある程度進み、読譜力もついてきて、初めての曲を音楽にするのに、苦労が減ってきた。
  • 日常のストレスをピアノを弾いて、うまく発散できるようになってきた。

このレベルに至らないことには、子どもはなかなか熱心には練習しないと思います。

何事もそうですが、楽しめるまでに上達するには、それ相応の努力が必要ですよね。下手なりの楽しみ方もあるでしょうが、やはり上手な方が物事は楽しいものです

ただ、このレベルに至るまでが、たいへんなのですが

週1度のレッスンだけでは、そこに行きつくことは難しいと思います。

お家での練習の積み重ね + 本番経験があってこそです。

私の話をすると・・・

幼い頃は、決して練習熱心な子どもではありませんでした

母親が厳しかったので、「毎日練習をする」と言うよりは、「毎日練習をさせられる」という表現が当てはまる感じです。ピアノが嫌なのではなく、練習をするのが面倒で、母に何度か「ピアノをやめたい!」と懇願した記憶があります。

「今、やめたらアカン!」と一蹴されましたが。。

今となっては、毎日の練習を強要してくれたこと、厳しく接してくれたことに、本当に感謝しています元来の自分のペースでのんびり続けていたら、「ピアノが楽しい!」という境地にたどり着く前に、止めてしまっていたかもしれません。

話を戻して・・・

今回ご相談を受けた生徒さんには、お家での練習方法を具体的に指示するようにしますね。次のレッスンにまでに、克服すべきポイントを明確にすることで、少しはお家での練習も変わるかな!?と期待して。

「ステージに立つまでのドキュメンタリーを、『情熱大陸』みたいに撮ってたら、感動ものですよね!」と、先日もレッスンであるお母さまと話していました。本番を迎えるまでには、皆さん苦労するものです。だから上達もするのです。

みんな、がんばってね!

夏のステージで、キラキラと輝くみんなの姿を楽しみにしています