日別アーカイブ: 2019年2月11日

生徒さんから、ピアノの買い換えについてのご相談を受けることがよくあります。

一番多いパターンは、電子ピアノから、アコースティックピアノへの買い換えです。

電子ピアノでは、物足りなくなる時が、割と早い時期に(或いはレッスン開始早々に)やってきます。

何が違うの?と思われる方も多いと思いますので、少し説明をさせてください。

一番の大きな違いは、「音色の変化」でしょうか。

「ド」は「ド」でも、丸い音、柔らかい音、優しい音、とがった音、くもった音等々

タッチをコントロールして音色の変化をつけられるのが、生のピアノです。そこに面白さ、奥深さがあるのです。

ピアノイメージ画像

電子ピアノでは音の大きい、小さいはコントロールできても、「音色の変化」をつけるのは、難しいです。

ピアノのレッスンで習ったことを、家でやろうとしても、出来ない・・・正しい音、リズムで弾けたら、音色に関しては、頭の中でイメージするしかありません。

そこで皆さん「やっぱり生のピアノが欲しいです」となるわけです。

ここで問題になるのが、騒音問題、それから費用。

まず騒音問題。

最初に生のピアノを敬遠される一番の理由が、騒音問題だと思います。

これは「消音ユニット」を取り付けることで、ある程度解決できます。

サイレントイメージ

アコースティックピアノに、ユニットを取りつけて、音を消して、ヘッドフォンを付けて練習することができるのです。私が子どもの頃はそんな物はなかったので、便利な時代になったなぁと思います。

それから費用!

高い買い物になりますから、後悔されないよう、私も出来るだけ相談に乗るようにしています。

今はリニューアルピアノ(中古ピアノ)で良いものも沢山ありますから、想像されているよりは、安く手に入れることができることもあります。

買い換えの際によく言われるのが
「最初から電子ではなく、生のピアノを買っておけばよかったです。。」と。

もちろん、ご相談を受けた場合は、電子ピアノと生ピアノの違いを説明して、「選択の余地があれば、生のピアノの方がいいですよ。」とお伝えはしますが、いきなり「音色」と言われても、ピンとこないですよね。

とりあえず「電子ピアノ」という選択になるのも、不思議ではないと思います。

そして、住宅事情等で、電子ピアノしか置けないという生徒さんもいらっしゃいます。でも毎週、教室のグランドピアノを弾くことによって、「良い音」「美しい音」がわかり、電子ピアノで楽しくピアノを続けることもできますので、ご安心ください。

今、当教室では、春の入会に向けて、お問合せを多くいただいております。

皆さん、4月まで入会をお待ちいただいておりますが、慌ててピアノを用意されず、まずは体験レッスンの時にでもご相談くださいね。

最良の選択ができるよう、お手伝いいたします