発表会の話 ~阿鼻叫喚・地獄絵図!?~

今日のレッスンで。
発表会目前ということもあり、ある生徒をビシバシとしごいていました。

一緒にレッスンに来ていた高校生のお姉ちゃんが見ていることを忘れて、ギャーギャーピーピーやっていました。

ふとお姉ちゃんの視線を感じて
「ごめんね、先生今怖かったね。」と慌ててフォロー

すると・・・
「先生、大丈夫。家での練習に比べたら、先生は優しい方やで。お母さんと〇〇が練習している風景は、阿鼻叫喚!お母さんの怒鳴り声と、〇〇の泣き声がやばいねん。まさに地獄絵図!!」とお姉ちゃん。

思わず吹きだしてしまいましたそして自分の子どもの頃を思い出しました。うちの母親も本当に厳しかったですから。

でも、このように家庭やレッスンでの「しごき」がある子は幸せだなあと、最近思います。なので私もある程度、信頼関係が築けてきた子には、ビシバシやるようにしています。

発表会やコンクール等の本番を迎えるまでには、どの子も紆余曲折あります。とんとん拍子に本番を迎える子はいません。その子なりに越えなければならない壁があるものです。それはテクニックであったり、表現力であったり、本番のプレッシャーであったり、その子により立ちはだかる壁は様々です。

でもその「しんどさ、苦しさ」を越えた先にあるのが、本当の「喜び、楽しさ」であると言うことを体験してほしいと願っています。そういう体験の積み重ねが、心を鍛えるのではないかと思います。

さあ、みんな今年の発表会はどんな演奏をしてくれるのか。楽しみでもあり、心配でもあり・・・ハラハラドキドキです

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