ピアニストの舘野 泉さんが書かれた「絶望している暇はない」を読みました。
舘野 泉さん
左手のピアニスト。
ピアニストとして活躍していた65歳の時に、脳溢血で倒れ、右半身が不自由になる。2年間のリハビリの後に、左手のピアニストとして復活。80歳になられた現在も活躍しておられます。
この本のサブタイトルに「左手のピアニストの超前向き思考」とありますが、まさに超前向き!そして面白くて強い方だと思いました。
もし私が今、右手の自由を奪われたら・・・
それでもピアノを弾くかなぁ?
あきらめるかなぁ?
そんなことを考えながら、読み進めました。
- 「右手を奪われたんじゃない。左手の音楽を与えられたのです。」
- 「不自由になったことで、本質が見えてきた。」
- 「楽な道はおもしろくない。」
- 「どんな楽器でも、語りかければ応えてくれる。」
他にも多くの名言がちりばめられています。なんだか勇気と元気をもらえる、そんな素敵な本でした。
いつもの本棚に入れておきますので、興味のある方は、また読んでみてください。
舘野 泉さんの演奏です。
スクリャービン作曲 左手のためのノクターン(夜想曲)op.9-2