小学2年生のY君。
最近、めきめき力をつけてきている、楽しみな生徒です。
バスティン1巻が修了間近。読譜力もついてきたので、早く2巻に進ませようと、後半に載っている「聖者の行進」と「よろこびの歌」を飛ばして、次の曲に進もうかと話したところ・・・
「え?なんで?弾きたい!」と一言。
「これは他のアレンジで何度か弾いてる曲やし、飛ばして次の曲にしたら?」と説得するも、やはり「弾きたい」とのこと。Y君の気持ちを尊重して、「聖者の行進」と「よろこびの歌」の2曲を、今週の宿題にしました。
私はつい、教則本を早く進めようと思い、次へ次へと急かせてしまいますが、今日のY君の「弾きたい!」と言う一言に、ハッとさせられました。この「弾きたい」という気持ち、とっても大切ですよね。
彼がピアノを習う目的は、「教則本を早く進むこと」では決してないはずです。これからも、Y君の音楽を愛する心を大切に育てて行こう、と改めて感じたレッスンの一コマでした。