当教室では、レッスンに初見演奏を取り入れています。
初見演奏とは、初めて見る楽譜を止まらずにすらすらと演奏することです。
初見演奏のための教材もたくさん出版されています↓
初めて見た楽譜を1分程の目視の後、すぐに弾くわけですから、決して簡単ではありません。他の教室から編入してきた生徒たちは、初めは皆嫌がります。でも毎週毎週、レッスンで初見演奏の訓練をすると・・・
- 長調(明るい曲)か、短調(暗い曲)か?
- 何調か?
- テンポはどのくらいが適当か?
- 伴奏パターンは?等々
楽譜を読む「コツ」のようなものが身につきます。
「もう嫌!意味わからん!!」とイライラする生徒をなだめながら、でも途中で演奏を投げ出すことを、私は絶対に許しません。何とかして最後まで弾き切るのです。集中力、忍耐力が必要です。
このような訓練を数年続けた暁には・・・
「読譜力がつきます!」
読譜力がつくと、家での練習のストレスが劇的に減ります。楽譜を見てある程度音楽にできれば、毎日の練習も少しは楽しくなりますからまた各種資格試験、ヤマハのグレードテスト等は、初見演奏が必須となっています。
当教室に通い慣れた生徒たちは、レッスンの終わりに「先生、今日の初見は何番?」と自ら聞いてきます。貴重なレッスン時間の、最後のほんの数分の積み重ねこれからも大切にしたいと思います。