先日、Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ」で、「ピアノで脳の働きがよくなる!?」という番組が放送されていました。興味深い内容でしたので、ここに紹介します。
要点を先にまとめると・・・
- ピアノの練習をすると、脳梁が太くなる。
- 脳梁が太くなることによって、情報処理能力が上がる。
- 小さいうちからトレーニングをする方が、脳梁は太くなりやすいが、大人になってからでも太くなることが確認されている。
そして脳科学の観点から、効率的にピアノが上達するには3つのポイントが!
- 好きな曲を弾く。
- 適度に休憩をとる。(脳に記憶を定着させる時間が必要)
- イメージトレーニングが大切。(脳の活動は、実際に体を動かしている時とほぼ同じ)
なるほどー!と思いながら、そしてメモを取りながら、録画を観ました。
ちなみに「脳梁(のうりょう)」とは、左右の大脳をつなぐ脳の真ん中辺りにある、太い繊維の束だそうです。
音楽を聴いて感動すると、ドーパミン(快楽ホルモン)が出るそうで、それはいわゆる「報酬系」のホルモンで、次への意欲が生まれるものだとか。これは美味しいものを食べたり、好きな人といる時にも出るものだそうですよ
それから、音楽は聴いた時よりも、実際に自分で弾いた時の方が、耳もよくなり、感動も深まるそうです。
そしてピアノの特徴として・・・
右手と左手が全然違う動きをする。(これができなければ、ピアノは弾けない。)
右手の動きは左脳から、左手の動きは右脳からの指令を受けて弾いている。この左右の違う動きは、はじめは指令が混線するので、なかなかできないそうです。
ピアノの練習を積む ⇒ 脳梁が太くなる ⇒ 情報処理能力が上がる ⇒ 指令が混線せずに、左右の違う動きができるようになる。
皆さん、練習は楽しみながら頑張りましょうね
色々と勉強になった番組でした
この番組に出演されていた古屋晋一先生の著書「ピアニストの脳を科学する」は、教室の本棚にも入っています。興味のある方は読んでみてくださいね
ではまたレッスンで(^^)/