H君(小2)の話。
ピアノを始めて2年位の、笑顔がとってもかわいいピアノ男子です発表会に向けて頑張っています!
先週のレッスンでのやり取り。
私 「練習の仕方が悪いんとちがう?この部分、先週と何も変わってないよ。」
H君「・・・。」
私 「得意なところばっかり弾くのが練習じゃないからね。」
H君「・・・。」
私 「できない箇所を抜き出して、何回も何回もやらないと。」
H君「・・・。」
私 「このままだったら、何ヶ月たっても弾けるようにならないわ。」
H君「・・・。」
さくっとお説教をした後に、彼の苦手な箇所を一緒に10回、20回と練習をしました。
そのレッスンの様子を、じっと見ておられたお母さまの、帰り際のひと言。
「帰ったら、特訓やな。」
なんとも心強いお言葉です。
子ども一人では、なかなか丁寧な練習はできませんからね。いつもいつも一緒でなくても良いのです。肝心要の時に、付いてくださると助かります。
そして、今週のレッスンで・・・
レッスン室に、ニコニコして入ってくるH君
開口一番
「ママに、上手になったって褒められた!」
ソファに座ってもニッコニコなH君(*^-^*)
先週はあんなに無口だったH君ですが、昨日のレッスンでは別人のように饒舌です!
「ここは、ちょっとまだ両手では難しい!」
「ここはすらすら弾ける!」
「この部分は弾いてて、めっちゃ楽しい!」
と、解説を交えながら、最後まで一応すらすらと弾いてくれました。
↑「この部分、めっちゃ練習してきたで!」と、「正」の字が何個も書かれた楽譜を、得意げに見せてくれました。
こうやって少しずつ、練習するとはどういう事か、わかっていくのだと思います。この繰り返しで、本番までの練習方法、時間の逆算、あきらめずにやり遂げる事を、学んでほしいです。そして、こうやって得た経験は、ピアノ以外のどんなことにも通じるはずです。
これまでは電子ピアノで練習をしていたH君ですが、最近、アップライトピアノを用意してもらいました。それからほんの数ヶ月。音は劇的に良くなり、手も良いかたちを維持できるようになってきました
まだまだ山あり谷ありでしょうが、私は彼のこれからがとっても楽しみです