一六タルト

ゴールデンウィーク3日目。
今日は雨です

昨日は良いお天気でしたねー。
私は滋賀に行っていたのですが、お天気が良くて琵琶湖がとても綺麗でした。
琵琶湖写真1

琵琶湖写真2

さて、今日は大人の生徒さんH君の話です。

H君は、当教室に約5年通われていましたが、お仕事の関係で定期的にレッスンに通うことが難しくなり、2月末でレッスンは終了となりました。

お仕事をしながらのピアノレッスンは、なかなか大変だったと思います。

疲れきった顔をしてレッスンに来るのを見兼ねて、「レッスンはしばらくお休みしたら?」と私から提案したこともありましたね。

でも、「レッスンがなくなると、多分ピアノから離れてしまうから続けます!」と言って、月2回お休みすることなく通ってきてました。

疲れている顔を見て、「ビールでも飲む?」と声をかけたくなる時もありましたが、きちんとピアノレッスンしました。本当によく頑張ったと思います。

とても素直なH君ですが、ちょっと優し過ぎる部分があり、ここ一番で踏ん張りきれるかな?と、少し危なっかしさも感じていました。

でも、仕事をしながらピアノを5年間頑張り抜き、レッスンを辞めるとなった時には、「けじめにこの曲を仕上げます!」と、しっかり仕上げて聴かせてくれました。そんな彼を見て「強くなったなぁ!」と、少しは安心して送り出すことができました。

「自分にとって、ここは実家みたいなものやから、また遊びに来ていいですか?」と最後に聞かれた時に、彼にとってピアノレッスンは、ホッとできるひと時だったのだなぁと、嬉しい気持ちになったことを覚えています。

今は愛媛県で頑張っているH君。

このゴールデンウィークも遊びに来たいと、連絡をもらっていましたが、私と予定が合わず…。

そして昨日、私が出先から帰宅したら、H君から、一六タルトが届けられていました。

一六タルト写真

わざわざ持ってきてくれたようですが、私が不在だったので、家族に託けてくれました。

「『これ先生にお土産です!何とか頑張っています。発表会は手伝いに来ます!』と話してたよ」と家族から聞いて、とても嬉しい思いがしました。

ピアノを教えることって、もちろん演奏技術の指導なのですが、そのベースには、人と人との長いお付き合いがあるように思います。

何年もかけて、お互い色々変化して成長しながら、信頼関係を築いていくのですね。

大好きなピアノを通して、皆さんと長いお付き合いができることに幸せを感じます

H君、ありがとうね。
身体に気を付けて、お仕事頑張ってください。

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