昨日、ある生徒さん(小2)のお母様から、ご相談をいただきました。
以下のような内容でした。
- 新学期で疲れがたまっている
- ピアノをやめたいという
- 練習がしんどい様子
- 上手になりたいという思いは持っている
- 少しペースをゆるめて様子をみたい
このようなご相談でした。
毎年、この季節に同様のご相談を受けますので、やはり疲れが溜まってくる時期なのだと思います。
自分のブログを調べてみましたら、2年前の6月によく似た投稿をしていました。
今年は特に、梅雨入りも早く、コロナウイルスの緊急事態宣言もあって外出もままならず、ストレスフルな環境だと思います。
今回、ご相談いただいた生徒さん。
とても練習熱心な生徒さんで、家でも親御さんが「もう上手だから練習はこれくらいでいいよ」と言われても、「まだ出来てない!」と泣きながら練習しているそうです。
その努力の甲斐があり、日ごろのレッスンでの対応力もとてもありますし、教本もさくさく進んでいます。
横で聞いていて、「この子はきっと上手になるだろうな、きっとピアノが大好きなんだろうな」と感じるタイプの生徒さんです。
お母様と電話で相談の結果
- これまでよりレッスンでもっと褒める
- 宿題の曲を減らす
- 好きな曲を宿題にする
- 合格シールを多く貼れるように、時におまけで合格にする
しばらくこんな感じで様子を見てみることにしました。
一つのことを長く続ける過程では、色んな時期があります。楽しい時、しんどい時、やめたくなる時…それを乗り越えることで得られるものって、とても大きいと思います。昨日はこの生徒さんの横顔に、心の中で「がんばれー‼」とエールを送りながらレッスンしました。
私たちは、子ども達の様子には、細心の注意を払ってレッスンしています。
部屋に入ってくる感じ、ピアノの椅子に座る時の表情、ちょっとした雑談などから、「今日は元気かな?」とか「ちょっと疲れているかな?」等、見ています。
身体や心の不調が分かりやすい子どもさんもいれば、分かりにくい子どもさんもいます。今はみんなマスクを付けているので、表情の変化を読み取るのは至難の業です
疲れているなと思ったら、お家での練習もオマケしてあげて下さいね。
そしてレッスンの時も、「今日は練習できてません」でいいですよ。気にせずに来て下さいね。
- 一緒に練習する
- ソルフェージュの時間をとる
- 一緒に歌を歌う
- 色んな曲を一緒に聞く
- ゆっくりお喋りをする
このように色んなレッスンがあってよいと思います。
子どもさんの様子で何か気が付かれたら、いつでもご相談くださいね。