なぜ子どもは練習を嫌がるのでしょう?
それは、子どもは大人と違って、上手になるまでの過程を楽しむことができないからです。
大人はそれまでの経験から、今できなくても、コツコツ練習すれば上手に弾けるようになることをわかっています。そして、日常の雑事から解放される手段として、練習自体を楽しむことができます。また、ある程度計画的に練習する術も持っています。
でも子どもは「今」が全てですから、「今楽しい事」「今おもしろい事」「今やりたい事」を優先させてしまうわけです。
「毎日がバトルです!」
「できないとすぐに泣くんです。」
「ピアノの前に座らせるまでが一苦労です。」
こんな話を、お父さんお母さんからよく聞きますそれでも子どもたちは、いつもニコニコと嬉しそうにレッスンに来るわけですから、やはり音楽は好きなのだと思います
なので家庭でのお約束事として
・テレビを観る前に、練習をする
・学校の宿題が終わったら、すぐに練習をする
・毎日6時になったら、練習を始める
このように、ルールを決めてしまうと良いと思います
読譜の問題、先生との相性、家庭環境、生まれ持った性格等(この辺りのことは次回書きます。)その子により、色々な事情が絡み合っているとは思いますが、ピアノを習い始めたから、ピアノが上手になりたいからと言って、毎日進んで練習する子はいないと、親御さんには思っておいてもらった方が良いかもしれませんね
続く