コーラスの本番を通じて新たにした、生徒さんたちへの願い☆

今日はコーラスの本番でした。

「大阪クラシック」というイベントで、バッハの「ロ短調ミサ(前半)」を、歌ってきました。
大阪クラシックパンフ

この曲は一昨日、アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団の演奏を聴いたばかりで、そのあまりの素晴らしさに、「よし!私もがんばるぞ!!!」と、感銘を受けたばかり。

そして今宵。
私たちも良いパフォーマンスができたようで、指揮の福島章恭先生からもお褒めの言葉をいただき、先ほどルンルンで帰ってきました

このバッハの「ロ短調ミサ」の譜読みを始めたのは、約半年前。

難しい音程に加え、まるで早口言葉のようなラテン語の歌詞に悪戦苦闘しました

家で沢山練習をしてからコーラスの練習に臨んでも、うまく歌えず、1拍でもずれようものなら、曲中で迷子になり…。

本当にこの曲をきちんと歌える日は来るのだろうか?と、途方にくれる毎日でした

そんな苦労があったからこそ、今日の本番では、満員のお客さまから沢山の拍手をいただき、あきらめずに頑張り通して本当によかったと、涙が出そうなほど、嬉しかったです

私はこういう経験を、教室の子どもたちにも、ピアノの本番を通して、味わってほしいと願っています。

うまくできなくて焦ったり、泣いたり、癇癪を起したり、それでもあきらめずにやり通した人だけが味わえる「本物の喜び」

どんなことでも、華やかな舞台に立つまでの「しんどさ」「苦しさ」「厳しさ」があるからこそ、「やり切った感動」があるのです。こうやって培った経験は、ピアノ以外のどんな事にも通ずると思います。

幼いうちから、このような経験を積める子は幸せです。そして、いい歳して、こんな思いができる私も幸せです(*^-^*)

音楽の「厳しさ」や「しんどさ」、それを乗り越えた時に味わえる「喜び」や「感動」を、これからも子どもたちに伝えていきたい、そう強く感じた一夜でした。

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