小学校時代の恩師が出演されるということで、このコンサートに行ってきました。
「レクイエム」は「死者のためのミサ曲」と訳されたりします。(ラテン語の直訳では「安息を」という意味になるそうです。)早い話が、仏教でいうお経のようなものでしょうか。儀式の際に唱える言葉(経典)に合わせて、多くの作曲家が壮大な音楽を作っています。
こう説明すると「難しそう…。やっぱりクラシックは苦手…。」と思われてしまうのが残念なので、一曲紹介させてください。そのレクイエムの中の「怒りの日」という曲。映画やCMでよく使われています!一度聴いてみてください。「あ!この曲聞いたことがある!」と思われる方もいらっしゃると思います。(映像はクラウディオ・アバド指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団による演奏です。)
モーツアルトはこの「レクイエム」を病床で作曲しましたが、完成させることができず、35歳という若さで亡くなりました。(その後レクイエムはモーツアルトの弟子が補筆して完成させました。)全曲を通して聴くと、「迫りくる死の恐怖との闘い」「安息を求める心」が入り混じった、たいへんな作品です。機会があれば一度通して聴いてみてくださいね♪