先日は父の祥月命日でした。
「もう何年になるのか、さっと分からへんなぁ」と妹とLINEしていると、母が「丸9年!」と即答。(さすが!)
時が経つのは早いですねぇ。
父が亡くなったことにより、私も妹も、その後数年で職業を変えました。
私は会社員をやめて、ピアノ教室の方に専念することに決めました。
姉妹そろって、のほほんと生きてきて、父の死が衝撃的過ぎて、人生を見つめ直したのだと思います。
父には心から感謝です
毎年そういう意味でも、6月は、初心に帰るというか、自分の原点を見つめ直す節目となっているように思います。
日々、生徒さんにピアノを教えていると、色んな感情を持ちます。
発表会やコンクールなどの本番が迫ってくると、私もつい声を荒げてしまうこともあります。
でも、ピアノを弾く目的、ピアノを教える目的って何だろう?と考えると
それは「自分が幸せになるため、そして誰かを幸せにするため」という所に結局落ち着くのです。
先日、あるおばんざいや屋さんで、たまたま隣で飲んでおられたある大学の先生と、ピアノの話になりました。素敵な内容だったので、ここで紹介しますね。
娘が新社会人として仕事を頑張っている。
でも、とてもしんどそうだ。
仕事から帰ってくると、疲れているのにピアノに向かう。
娘のピアノに娘自身が癒されて、それを見る私も癒されている。
幼い頃からずっとピアノを習わせてきて、ケンカも沢山したけれど、この時のためにあの日々はあったのだと思う。
ざっとこんな内容のお話だったと思います。
毎日レッスンしていると、色んな相談を親御さんから受けます。
・なかなか自分から練習しない
・いい加減な練習しかしない
・ピアノの練習になると癇癪をおこす
・ピアノのことで、親子喧嘩になり辛い
・好きな曲しか練習しない
自分も通ってきた道ですから、もやもやする親御さんの気持ちも、注意されてイライラする子どもの気持ちも、どちらも分かります。
でもどうか諦めないであげてほしい。
私も何度も「ピアノをやめたい」と言いましたし、続けることがしんどい時期がありました。
その都度、「今やめたらアカン!」とか「もうちょっとだけ続けてみたら?」と諭され、両親に後ろからしっかり支えてもらっていたことを、今となればとても有難く思います。
・発表会で上手に弾く
・コンクールで賞を取る
これらももちろん大事なことなのですが、本来の音楽する意味や目的は、そのずっとずっと先にあるように思います。
初心を忘れないように、6月を乗り切ろう!
そんなことを父の命日に考えたりしました。
ではまたレッスンで(^^)/
日々のレッスンの様子は、インスタグラムで更新しています。是非のぞいてみて下さい♪