尾高先生×大フィルのマーラー9番
「死」と「生への執着」を痛いくらいに感じるマーラー最後の交響曲です。
個人的にすごく思い入れのある曲。
それを尾高先生の指揮で聴くとなると・・・
4楽章とかやばそうだなぁ…と開演前から心配していましたが、案の定でした
途中から涙が止まらず、ずっとハンカチで顔を押さえて聴いていました。
本当に渾身の演奏とはこのことでしょう。
弦の深く分厚い響き、最後の弱音の哀しいまでの美しさ
尾高先生、大フィル、ブラボー!!!です。
尾高先生は、前立腺がん罹患を公表し、2カ月間の休養に入られることを先日発表されました。
どうかお大事になさって下さい。
そして、お元気になられて、また素敵な演奏を聴かせていただけることを楽しみにしています。