なかなかブログが更新できなくてすみません今日の記事も1ヶ月程前の話となります。
日本バッハコンクール全国大会に、教室から3名の生徒さんが挑戦されました。
R君(小2)
惜しくも受賞ならずでしたが、東京で演奏できて嬉しかったそうです。「また来年頑張る!」と話してくれています。
K君(小6) 金賞をいただきました
「トロフィーが欲しい!」とか「金賞取るから!」と、大きなことをいつもさくっと宣言してくれます。私の心の中では「大丈夫かな~?」と不安いっぱいなのですが、K君はそれを実現する不思議なパワーを秘めているように感じます。もちろん、本人の努力あってのことですが。
Fちゃん(中2) 金賞をいただきました
ピアノ大好き!グランドピアノを見ると、とにかく弾きたくなるFちゃん♡
でも本番がないと、だれてしまう。それはそれは見事なダレようです私もそうなので、偉そうなことは言えませんね(^^;
だから今回も「目標がないと、サボってしまうから」と自分で挑戦を決めました。
3人とも本当によく頑張ったと思います。今年は特にそう感じます。
ちょうど全国大会に向けての準備期間が、コロナが猛威を振るっていた時期でして、休校や学級閉鎖が相次いでいました。
陽性反応が出たり、濃厚接触者となってしまっては、東京に行けない!
もう薄氷を踏む思いでした。
事実、コンクール前のレッスンも、学校が休校となってしまったので、オンラインレッスンしかできず…
オンラインレッスンでは、音色や響きの指導はなかなか厳しいものがあり、画面越しのレッスンには本当に苦労しました
私「良い音出てる?」
生徒「うん!」
私「お母さん、ほんまに響きのある音、出てますかねぇ?」
母「た、多分…」
みたいな感じでレッスンしてました。(汗)
全国大会当日も雪で新幹線が遅れて、お母さんと慌ててLINEでやり取りしたり・・・
「もうどこまで子どもの挑戦を邪魔するの!?」
と、怒りをぶつける対象もなく、泣きたくなりましたが、当の子どもたちは、逞しいものですね!
コロナにも大雪にも緊張にも負けることなく、全国大会のステージで立派に演奏してくれました。もう私はそれだけで充分でした。
金賞のトロフィーももちろん嬉しいのですが、それより何より
・子ども達が決して諦めなかったこと
・やれば出来る!と自信を得てくれたこと
・全力でサポートしてくれたお母さんお父さんに感謝の気持ちを持っていたこと
私はこれらが何より嬉しかったです。
練習のことで親子で喧嘩になり、親も子も泣きながら練習した話を聞いたり、弾き合い会で我が子の演奏を祈るような顔をして聞いておられるお母さんを見たり、プレッシャーに苛まれて、しんどそうな子どもの横顔とか、日々、それらを見てきました。
だから、本番のステージで懸命に演奏する子ども達の動画は、「よく頑張った!」と涙なしには見れませんでした。
こういう経験は、親も子も本当にしんどいのですが、逃げたり放り出さないで頑張る経験をさせてもらえる子は幸せだなぁと思います。
とにかくこれからの厳しい時代、優しいだけでは自分も大切な人も守れません。
子ども達には、大人がサポートしてあげられる子どものうちに、沢山の経験を積んで、強くて優しい人に成長してほしい。
そう願っています。
R君、K君、Fちゃん、お母さんお父さん、お疲れ様でした。
そして感動をありがとうございました