Sちゃん(小1)のレッスンでのこと。

昨日のレッスンで・・・

Sちゃん(小1)が、泣きながらレッスン室に入ってきました。(これはSちゃんにはよくあることです。)

私「今日は何で泣いてるの?」

Sちゃん「先生が出した宿題が難しいねん!!」

私「お家でうまく出来なかったから泣いてるの?」

Sちゃん「うん。だって弾いてたら、頭こんがらがるねんもん!!」

そう言って、またうぇーんと号泣。

私「泣いてる時間が勿体ないから、とりあえず一緒に練習しよ♪」

Sちゃん「どうせできひんもん!」

とりあえず片手ずつゆっくり練習させて、次に両手でゆーっくり合わせてみて、少しずつテンポを上げていくと、それなりに弾けるようになってきました。

最初は泣きながら弾いていたSちゃんですが、その頃には笑顔に(*^-^*)

私「Sちゃんはよく泣くねー。でも泣きながら頑張るから、えらいねー。」

Sちゃん「Sはすぐ泣くタイプやねん。○○(他のお稽古事)の先生は、泣いたらオマケしてくれるけど、先生はオマケしてくれないね。」

私「オマケするわけないやん!」

Sちゃん「知ってる!」

そう言って二人で笑いました。

集団で教えていたりすると、生徒が泣いたら、指導者は多少妥協せざるを得ないかもしれません。その子のペースを見ながら、褒めたり叱ったりできるのは、個人レッスンの良いところかなと思います。

私「いつも簡単で楽しかったら、それは遊びよね。でもSちゃんにとって、ピアノはお稽古事でしょ?それはお勉強ってことよね。だからちょっとは頑張らないとアカンねん。」

Sちゃん「でも家やとイライラするねん。」

私「今もイライラしてたやん。でも、ぐっと堪えて弾いてるうちに、嫌じゃなくなってきたでしょ。楽しそうに弾いてたよ。」

Sちゃん「うん、今はちょっと楽しかった!」

こんなやりとりの後、最後は笑顔で帰って行ったので、よかったです

今回はSちゃんのエピソードを紹介しましたが、子どもが泣く⇒私が諭す、叱る、褒める、このようなことは、他の生徒さんのレッスンでも日常茶飯事です。

最初から練習を頑張れる子どもはあんまりいません。今はできないけど、ちょっとがんばったら出来るようになる、ということを何度も何度も繰り返して、その経験から、主体的に練習できるようになっていくのだと思います。

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