どうしたって子どもは難しいこと、面倒くさいことは嫌なものです。テレビを観たり、ゲームをする方が楽しいに決まってます。
でもゲームやテレビを我慢して、練習を頑張ったら、どうなれるのか?頑張った先には何があるのか?
これを早い段階でわからせてあげることは、とっても大切なことです。
それがステージ経験なのです
本番を控え、多くの人に聴いてもらう為の練習と、ただレッスンで合格する為にする練習とでは、そもそも気合いの入り方が違います
そして本番当日の緊張感いっぱいの舞台を経験すると、みんな一回りも二回りも上手になります
それから、自分の演奏と同じくらい大切なことが、他の人の演奏を間近で見聞きすることです。
自分と同じ年くらいの子が、すごい曲を弾いている
私もいつかあの曲が弾きたい
気持ち良さそうに弾いているなぁ
私もあんなドレスを着てみたい
明らかに準備不足(練習不足)の人がいる
何を感じても良いのです。頑張った先、サボった先にあるものを見せてあげないことには、何の為に毎日練習するのか?ただ「上手になるためでしょ。」と諭しても、子どもには実感として伝わりません。
私たち指導者が、発表会や、コンクール、ピアノステップ等をオススメするのは、決して儲かるからではありません。人と競わせたいからでもありません。(最終的にライバルは自分自身ですから。)
ステージ経験は、上達への近道なのです。
長々と綴ってきましたが、お家での練習の悩みはつきることはありません。練習イヤイヤ期を脱すると、今度は練習時間の確保の問題や、楽器の問題、騒音問題等、みんな常に何かに悩みながら、うまく折り合いをつけているのだと思います。
お家での練習で困ったり、悩んだりしたら、いつでも相談してくださいね
楽器の習得は長い道のりですが、皆さんが少しでも楽しんで続けられますように