「すらすら弾けていなくても合格になったり、逆にすらすら弾けているのに何週もやり直しになるのは、なぜですか?」
たまに、このようなご質問をいただきます。
回答としては、「曲によって目的が違うから」ということになります。
①読譜が目的の曲
②テクニックを身に付けてほしい曲
③姿勢、腕・手・指の使い方にこだわりたい曲
②曲想をつけてほしい曲
③暗譜してほしい曲
他にも色々ありますが、その目的に達した段階で合格としています。
①の読譜が目的の曲の場合、とにかく数をこなしたいので、ある程度読めていたら、どんどん進めていきます。
逆に②~⑤が目的の曲は、何週も同じ曲を宿題にすることもあります。
それから、新しい曲の譜読みばかりだと、大変でしょうから、その辺りの配分も気を付けるようにしています。
①新曲の譜読み
②弾きこむ曲や仕上げの曲
どちらかに偏ることなく、バランスが取れるように、配慮しています。
「この曲は合格?」
よく子どもたちから質問されます。
みんな合格シールを目指して頑張っていますからね。合格したい気持ちは、よくわかります。でもあまり合格の数にこだわり過ぎると、ストレスになるかなぁとも思います。
合格でない時は、その都度、丁寧に説明しているつもりですが、それでも合格にならないと、泣いてしまう生徒さんもいます
私たちも辛いところですが、泣いていることに気が付かないふりをして、レッスンを進めていることもよくあります。
たまにオマケで合格にすることもありますが、基礎をおろそかにすると、いずれ行き詰まってしまうので、「ここは譲れない」という軸は、指導者として明確に持っているつもりです。
みんな、丸を目指してがんばれ~(^^)/