ブログやインスタでは、なるべく明るい話を書こうと意識はしているのですが、たまにはこういう話も書きますね。
昨日、ピアノを教えている友人とランチしながら話した内容です。
「コロナの影響か、ちょっと心が疲れている生徒さんが、ちらほらいるね」という話になりました。
・ピアノを弾いたらリラックスできる
・音楽は心の栄養
・音楽は心を癒す
こんな話をよく聞きますよね。
これらがピアノ学習中の子ども達に、そのまま当てはまるか?と言えば、答えは「NO」かなと思います。
ピアノを弾いてリラックスできるのは・・・
①ピアノをある程度自由に操れる人
②楽譜を初見でさっと演奏できる人
③耳コピが得意で、ちょっと聞いたらすぐ弾ける人
④発表会等で弾いた曲をレパートリーとして持っていて、その曲を演奏する場合
こんな感じでしょうか。
子どもだったら④が該当するかと思います。
ピアノを始めて数年の子どもが、ピアノの練習が気分転換になるというのは、ちょっと無理があるかもしれません。多分ピアノの練習はストレスの方が大きいと思います。
だから子どもが、疲れているなと感じたら
・合格した曲をまた弾いてみようか?
・発表会で弾いた曲をまた聞かせて
こんな感じでいいと思います。
ぶっちゃけて言うと、「今日はピアノの練習サボっちゃおう!」でもいいと思います。
ピアノとは細く長くが一番。
レッスンを止めてしまったら、もうピアノからは遠ざかってしまうでしょうし、それ以上、上達することは多分ないと思います。
なので、緩急つけて、ピアノとは長い付き合いができるように見守っていただきたい
そう思うのです。
そうして10年ほど経つと、本当に「ピアノを弾いてリラックスできる」ようになるのです。
「10年もかかるんかい!」
とツッコミが入りそうですね^^;
かかります。その位は。ピアノは難しいですからね。
簡単に得られるものは、それだけのものです。
でもピアノを弾くことで、自分も周りの人も幸せにすることができたなら、それは、生きていくのに強い武器を一つ手に入れたも同然です。
子ども達がそれを手に入れられるように、どうか長い目で応援していただきたい、そう切に願います。
日々のレッスンの様子は、インスタグラムで更新しています。是非のぞいてみて下さい♪