とても嬉しくもほろ苦い、教え子との再会の話。

「先生に会いたいです」

と久しぶりに尋ねてきた、今は社会人の元教え子ちゃん。

数年振りの再会でしたが、随分と痩せていることに驚きました。

仕事は休職中だそう。

一回りも二回りも小さくなった彼女を見て

しんどかったんやねー
頑張ったんやねー

と抱きしめてあげたい気持ちになり、「今日はいっぱい笑わせよう!」と、玄関で涙を堪えて笑顔で迎えました。

うちに通っていた時から、とても真面目でよく出来る自慢の生徒さんでした。

素直な努力家で、とても教えやすいタイプでした。

大学を卒業して社会に出てからも、お仕事を楽しんでいる話を、たまに報告に来てくれていました。二人でコンサートに出かけたこともありましたね。

コロナもあり、ここ数年は会っていませんでしたが、お仕事ですごい活躍をしている話は聞いていたので、「便りのないのは良い便り」と思っていました。

だから久しぶりに会って、実はどれほどの激務であったのか、どれほど私生活を犠牲にしていたのかを聞いて、言葉をなくしました。

まだ若いのに、優秀であるが故に重責を担い、それに応えようと頑張り過ぎたのですね。

私も体を壊した経験がありますので、つい頑張り過ぎてしまう気持ちがよく分かります。

特に若いうちは、「程ほど」とか「いい加減」とかできませんよね。体力があるから、無理も効きますしね。

しかし、若い人がそこまで無理をしているのに、上司は何を見てたんですかねぇ?

自己責任もあるとは思うのですが、ちょっと呑気過ぎませんか?と怒りを感じてしまいます。

まあ、上の方々もきっといっぱいいっぱいなのでしょうが、もう少し何か察知して動いてあげてほしかったなと思います。

こうやって近況をゆっくり聞いて、私自身の経験も交えて、色々と話をして、気が付けば3時間以上経っていました。

また近々、一緒にコンサートに行ったり、ご飯行こうね!ってことで、お開きとしました。

長い人生、色々あります。

しんどい経験をして、人としての深みや温かみが出てくるような気もします。

人生、まだまだこれから!
楽しいことがいっぱい待ってるよ♪

そんな訳で、久しぶりの教え子との再会は、とても嬉しくもほろ苦い語らいの時となりました。


日々のレッスンの様子は、インスタグラムで更新しています。是非のぞいてみて下さい♪

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