前回の更新から、随分と経ってしまいました。
毎日、沢山のアクセスをいただいているのに、すみません
日々のレッスンの様子は、インスタグラムやツイッターを使って更新しておりますので、そちらも見ていただけると嬉しいです♪
今日は、子どもの練習についての話です。
子どもに毎日練習をさせるのは、本当にたいへんですよね。中には自ら進んで練習する子もいますが、それは本当に稀な話。ほとんどの子どもは、パパママに「練習をさせられている」というのが現実かなと思います。
恥ずかしい話ですが、私自身が練習をサボっていたので、サボる子どもの気持ちがよく分かります。ピアノの練習は、何故か後回しにしたいんですよね。そしてそのまま夜になって、練習しないで済んだらラッキー!そんな感覚でした(^^;
最近、これまでお家での練習をサボり気味だったある生徒さん2人が、よく練習するようになってきましたので、今日はその話を紹介したいと思います。
小学生の生徒さん、AちゃんとB君。
二人とも、音楽好きでセンスもあるのですが、これまでは決して練習熱心ではなく、レッスン当日か前日くらいにパパッと見てくる感じだったと思います。発表会前も短期決戦!直前に集中的に練習して、ぎりぎりセーフ!そんな感じでした。「練習したら上手になるのに勿体ないなぁ!」といつも私は言ってました。
ところが、ここ数回のレッスンは比較的よく練習してくるようになりました。その理由を聞くと・・・
Aちゃん
「ママが私の宿題の曲を練習しだしたから、ママには負けたくなくて、いっぱい練習した!今日はママよりは上手に弾けてると思う(^^)v」とにっこり♡
(ママは本当に練習したかったのかもしれませんが、もしかしたら、Aちゃんを刺激するために弾いて下さったのかもしれませんね)
こんなAちゃん、最近アップライトピアノを買ってもらいました。そして一念発起してコンクールに挑戦することにもなりました。「コンクールに挑戦したいのですが…」そうご連絡をいただいた時には、正直「おっと…大丈夫かな…」と不安がよぎりました。でもこの挑戦がAちゃんにとって「気付き」のきっかけになれば…とも思いましたので、「一緒に頑張りましょう」とお返事をしました。好循環が生まれるように願っています。
続いてB君
ある週は
「ママが『僕は本当はもっと弾ける人だから、練習を頑張ってみたら?』と言ってくれたから、毎日15分くらい頑張ってみた!」
またある週は
「パパに『練習しないと、ピアノをやめさせる』って言われて、ママには『練習を頑張ったら、ゲームの時間を増やしていい』って言われたから頑張った!」
そして先週は
「前ほど練習が嫌じゃなくなってきた。練習したら弾けて楽しくなるって分かったから」そう話してくれました。
少しずつ好循環に変わってきているようで、「その調子その調子」と応援しています。
「ピアノが好き = 練習を頑張る」
この公式は子どもには、当てはまりません。
子どもの自主性に任せていたら、楽器の習得はなかなか難しいものがあると思います。
時に嫌がることもあるけれど、ピアノとは長い付き合いをするぞ!(させるぞ!)と、腹をくくってみて下さい。そして子どもさんの学校生活や、その他の様子をよく見ながら、時に緩急を付けて、親御さんには長い目で見守っていただきたいと願っています。
ピアノとの付き合いで、何か困ったことがありましたら、いつでもご相談くださいね。