ある親御さんとのLINEのやり取りです。
お母さんより
「発表会に向けて、この土日にちょっとテコ入れしました。苦手なところを抜き出し練習をして、間違えなくなるまで部屋に閉じ込めたり。2人とも泣いたり怒ったり、ピアノに八つ当たりしていましたが、まあ少しはマシになったかなと思います。」
私から
「私も子どもの頃に、『上手に弾けるまで、出てきたらアカン!』と、母にピアノの部屋に軟禁された記憶があります。次回のレッスンでお二人の頑張りを、めちゃ褒めますね!」
「そこまでしなくても…」
と思われる方もいますよね、きっと(^^;
でも楽器演奏の技術を習得しようと思ったら、やはり、そこまでするものかもしれません。そんな甘い世界ではないですから。
もちろん、子どものタイプや、心身の状態にもよりますが、時にそういう厳しさや、熱意、本気を見せるって必要かなと思います。
そして、ここまでしてもらえる子どもは幸せだなとも思います。
そこまでするって、親として覚悟やエネルギーが要りますし、お互い疲れますよね。
私も子どもの頃は、自ら練習するタイプではなかったので、いつも「ピアノ練習しなさい!」と母親に追い掛け回されていました。
そして心の中で「なんで私の親はこんなに厳しいんやろ?」と思ってました。でも今となれば、そこまでしてくれた母に感謝です。
子どもはどうしたって「今楽しい」ことを優先します。
数カ月先の発表会まで逆算して、計画的に練習する子どもなんていません。
・毎日忙しい
・ゲームをしたい
・YouTubeを観たい
・テレビを観たい
・友だちと遊びたい
それぞれ色んな事情、誘惑があると思います。
でも発表会に出ると決めて、この曲にする!と決めたからには、妥協することなく頑張りぬいてほしいです。
こういう経験の積み重ねが、この先の人生に必ずプラスになると信じています。
みんな頑張れ~(^^)/